2019年4月1日 白樺プロジェクトin江丹別始動!木を伐りにみんなで伊勢ファームさんの森に行きました!

こんにちは(‘o’)
ココロある家づくり!!
アーケン株式会社の藤原です(‘o’)

4月1日(月)、世間では新しい年号が発表になるということで、
ラジオ、TVに釘付けになっていた丁度その頃・・・
我らが江丹別白樺プロジェクト隊は江丹別の山に入って、
大きな大きな白樺の木を切って運んでいましたとさ(^ー^)

天気は快晴!
新しい取組をスタートするのに最高の日となりました。

白樺も木で家具やカウンター、クラフトを作る!!
どうせやるなら0から、山に入って木を選ぶところから(‘o’)

本当にやっちゃいました!
ちょー疲れましたが、最高に気持ちの良い疲れでした。

こんな取組に、関わりの有る全ての業種、賛同仲間が25人集まりました!!

参加してくれた皆さん!
本当に有難う御座いましたm(_ )m m( )m m( _)m

これから、この木がどのようなルートをたどってオーナーの元に帰ってくるかを、随時お知らせしていきます!!
是非、ご注目ください!!

山から木を切り倒すお誘い?

平成31年4月1日、元号が令和になると発表されたその瞬間。 私たちは、旭川駅から30キロ弱の距離にある、「江丹別の青いチーズ」で国内外でも有名な伊勢ファームさんの所有する森の中にいました。

この部分は、シラカバを切り出して長さ8.1mにカットした丸太です。15人くらいが一緒にこんな重たいものを500メートル以上運んだり・・・でっかいシラカバの木1本切り倒して人力で運ぶというのがどれだけ大変かw

まるで北海道の開拓時代の人たちのように?運んでおりました。なぜこんなことになったのか???お話しします。ぜひお読みください(笑)

天気最高!見渡す限り真っ白の雪、雪、雪。

春めいてきたとはいえ、朝ですからまだ少し肌寒いです。

スノーシューを装着した、本格的な装備の男性もいますが、ジーンズ姿の学生さんもいますし、女性もいます。建築士、住宅会社、家具職人、家のオーナー、山のオーナー、きこり、メディア、学生さん、地域おこし協力隊のメンバーなど多彩な顔ぶれでした。

左の若い男性は、本日のガイドでもあり、この森の「山守(やまもり」で木こりの清水省吾さんです。

「今日は下見もしていません。今日収穫できる木がどこにあるかわかりません。向こうの林です。25センチ、30センチくらいの直径の白樺で、6メートルくらいでできるだけまっすぐな白樺を選びます。みんなで良いシラカバを探しましょう。普通の林業者から見ると何をやっているのか?と思われるような内容で前代未聞かもしれません。私自身、いつも木を森から運び出すときに重機は使わず担いだりして運び出しています。作業はその都度お話します。では行きましょう!」

ここ、夏は伊勢ファームさんの牧草地です。途中、クマの足跡らしきものも見かけながら…しかもドローンも追跡してきます。

伊勢ファームさん、特に伊勢昇平さんの全面的なバックアップなしにはこのプロジェクトは成り立ちませんでした。 フィールドを提供してくれたのはもちろんですが、江丹別のブルーチーズがANAとJAL国際線ファーストクラス機内食に採用されたり、江丹別発でいろんなことを実現できるということを、自ら率先し実現している江丹別の若きリーダーです。
伊勢ファームのブルーチーズドリーマー 伊勢昇平さんの公式ブログはこちらです。

皆で、理想のシラカバを探し始めます。5.5メートル以上。太さ25センチ以上。できるだけまっすぐ。姿も美しいもの。そして何よりも、その木を伐採したときに、そこに風の通る道ができてしまって、弱い木が負けてしまったりする心配のない木を選ぶことなどのポイントを教えてくれました。

いくつか候補の木がありましたが最終決定したのはこの中央の立派なシラカバ。

木を伐採するために、根元の雪を掘っていきます。4月ですけど大人の身長くらいの深さがありました。交代しながらみんなで雪かきです。

当麻町の森で、木こりになることを目指している若い男性2人にも、そして参加者みんなにも、木の伐採の方法を説明する清水さん。

特にどちら側に倒すと安全か、無事ほかの木にひっかかることなく地面まで一発で倒せるか、ほかの木を傷つけないか、みんなに説明しつつ一緒に考え、今回は多数決で倒す方向を決定しました。

面白いトークを炸裂させていた清水さんも、いざ木の伐採になると眼光鋭く、細心の注意を払いながらの作業になりました。

あーーーっという間にスムーズに倒れて、みんなも拍手!清水さんもほっと一安心でシラカバに抱きついていました。

シラカバ自体は長さ10メートル以上あったようです。どこをカウンター用に切り出すかを検討中。

きれいな断面。チェーンソーが切断できる丸太としては太すぎるくらいのシラカバでした。切るのも大変!

丸太のまま運ぶと、キロではなくトンのレベルなので、森の上で数枚にスライスというか、製材する必要がありました。半端じゃない重さだったんです。

チェーンソーを何度も給油しながらの製材作業

木を伐採する作業より、森の中での製材のほうが大変。

チェーンソーの刃も研ぎなおさないと、切れが悪くなるので、木こり見習いの若者2人に、やり方を教えてチェーンソー研ぎを担当してもらっています。こうみるとベテランと新人のウェアのオレンジ色がだいぶ違いますね。

でも本当に大変だったのは、これからでした。

多少でも地面に傾斜があるうちはこんな感じで勢いがついてみんなの顔にも笑顔が浮かびます!

でも水平、あるいはやや上り坂とかになると一気に減速し、苦渋の顔になります。私も足腰がパンパンになりました。雪原を歩いているのに暑くて

3往復くらいしたような気がしますがもはや記憶も曖昧です。オーナーさんも頑張っています。

最後まで木を運んだメンバーが、雪原でバテバテになって動けない状況の時に「せっかくだから集合写真撮りますか?」ということでの1枚です。いい笑顔!

別動隊は次のミッションに移動しているので全員ではないです。

木を山からおろしたらもうみんな腹ペコ。実はみんな楽しみにしていたことが・・・江丹別の青いチーズ入りの特別ピザが待っているのです。

旭川の塗装職人さんが、ピザ窯でピザづくりを担当。

伊勢ファームさんの江丹別の青いチーズ。うまそうだー!

ピザが焼きあがるそばからどんどん皆さん食べていきます

木を切る前は知らない人同士だったメンバーも、ハードな体験を共にクリアして、一緒においしいピザも食べて、なんか一体感が生まれました。

おいしいピザを食べながら
札幌の建築家さんが「チェーンソーが欲しくなった!」「私たちもお施主さんと森で木を切り倒して家に使ってみたい」
旭川の学生さんが「地元の木を生かすプロジェクトに感動した」
旭川の動画撮影会社さんも「今日の動画、ドローン映像も含め、このプロジェクト、情報出していくのでお楽しみに」
当麻町の地域おこし協力隊さんは「林業もハンターも経験あるので、町おこしも併せて今後も関わりたい」
清水さんに触発されて旭川に移住、この地で宿を開業しようと考えている方は「江丹別には面白い人がたくさんいる」
江丹別で、同じくチーズを製造・発売する荒川牧場さんも商品の魅力を語ったり、
清水さんのファンが、清水さんに会えた感動を語ったりと大いに盛り上がりました。

清水省吾さんは「伐り手と山主と、木を加工する人、使う人が、外国の木じゃなく裏山から木材を調達することをサポートできる、里山が地域の暮らしに浸透できるような木こりでありたいので今日の活動は理想です!私はオーダーがないと木は伐りません。今日は60歳近いシラカバでした。数年で寿命を迎える、一番良いタイミングで活用できたのでうれしかった。次は家具職人さんにバトンタッチ。最後には江丹別で、このシラカバのカウンターでみんなで乾杯したい」と話しました。

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